② もう時期珈琲の焙煎を始めてから3年になる。 この頃焼いている豆はブラジルNo.2で,コモディティコーヒーのひとつだ(スペシャルティコーヒーではない)。 焙烙を用いて焼いていて,中深煎から深煎のあたりの焙煎度を気分で選んでる。
 さて,白状すると,小生は豆の産地の違いを区別できない。 喫茶店のメニューでよく見る,コロンビアスプレモ・キリマンジャロ・マンデリン・ブラジルNo.2などがそれだ。 一つの喫茶店の内ならば,それぞれの産地で違いは出るが,その産地らしさというものは分からない。 思うに,珈琲の味というのは,産地以上に,焙煎度・鮮度・挽き方・淹れる器具の差異によって決まり,珈琲を売る人はこれら変数によって差別化を図っている。 産地というのは,一般向けに伝わる識別子として機能しているんだと思う。
 中でも鮮度というのは殊に認識しづらいと思う。 喫茶店や珈琲量販店など日常で珈琲を求める際に,焙煎日が分かるような仕組みにはなっていない(焙煎所で売られている豆には明記されている)。 焙煎度と保管の方法にも依るが,焙煎から一週間で豆の劣化が進み,抽出時の膨らみが乏しく,豆は珈琲油で覆われ,ときには香りに顔が歪む。 珈琲が苦くて無理をして飲むという事例があるが,これは劣化した珈琲豆が使われているからじゃあないかと思う。

① やはり小生は蝉に呪われている。 屋外のエレベーターが目的の階に到着しドアが開くと,透明な羽を持った脱皮して間もない蝉が出入口の箇所に待ち構えていた。 飛びはしないだろうと思った矢先,エレベーターが「door closing」と喋った。 蝉は,鳴き声ではない地の声を以て叫び暴れ始めた。 小生は情けない声を漏らしながら逃げたが,それを父上に見られ,何をしているんだと言われた。 小生にもわからない。 昨年・一昨年と,蝉に狙われて飛んでこられたり,夜道に踏んづけてしまったりと,蝉との悶着が絶えないが,すべて小生一人のときに起こっていたので,これまで誰にも信じてもらえなかったが,先の一部始終を見た父上は,やはり小生が蝉に呪われていると思ったそうだ。